京浜急行、全面塗装を復活 ステンレス車両で来年から
京浜急行電鉄では、2018年1月から順次営業運転を始める新造車の新1000形(17次車・ステンレス車)で全面塗装を復活させる。新1000形は、同社における初のステンレス車体として2007年に登場した車両で、京急車両の約3割を占める主力車両。車体はそれまでの全面塗装から、先頭部のみ普通鋼に塗装し、そのほかはカラーフィルムを貼り付ける方法に変更していた。
近年、鉄道業界では無塗装・フィルム貼りのステンレス車両が主流である。しかし、今回の新造車では〝京急らしさ〟を取り戻すとのことから、あえて全面塗装を復活。同社の新造車としては11年3カ月ぶりの全面塗装車両であり、ステンレス車の全面塗装は関東大手私鉄として初の試みとなる。その皮切りとして、赤と白の全面エナメル塗装とした車両を2018年1月に6両編成1本、2月に8両編成1本の営業運転開始を予定している。同社では、今後の新造車についても17次車と同様の仕様を予定しているという。
写真=同社プレスリリース=http://www.keikyu.co.jp/company/news/2017/20171129HP_17148MT.html