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壁面にアートを用いた防災パネル、日常の防災意識向上に

京阪沿線の京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリー(京都市伏見区)の壁面にアートを用いた防災パネルが設置された。これは3月11日(東日本大震災の発生日)にむけて、人々の日常における防災意識を高めることをめざして、京都大学、京阪電車、凸版印刷が協力して行うものである。
 
防災パネルは、アーティストで京都大学防災研究所特定教授の土佐尚子氏が、津波シミュレーターを使って生成された津波の音を使ってアートビデオを作成。その画像を凸版印刷の協力で縦5m×横5mの2枚の防災パネルに仕上げた。画像は、土佐特定教授の「サウンドオブ生け花」というビデオアートの手法を活用して制作。「サウンドオブ生け花」は、絵の具などの粘性液体に音の振動を与えて「各種の色が融合して飛び上がる様子」を高速カメラで撮影したものである。

アートで防災を訴える


阪電車は防犯パネルや防災への取り組みを告知するポスターを京阪電車の三条、祇園四条、中書島の3駅に掲出、中吊りポスターをADトレイン一編成7両に掲出した。