WEB塗料報知|塗料・塗装、コーティング業界のプラットフォーム

沖縄の街を巡る 建物・壁画を塗装で彩る

2020.05.07

沖縄コザ十字路の壁画群


コザ十字路は、沖縄県沖縄市照屋にある交差点を中心とした以前繁華街だった地域である。交差点のビルディングには何種類もの壁画が描かれている。
米軍嘉手納基地の正門近くに位置し、“十字路と言えばコザ十字路”“市場と言えば十字路市場”と言われるほど有名だった。十字路を中心とした一帯の商店街は、かつては大変な賑わいを見せたが、現在は寂れている。活性化の試みが行われ、コザ十字路まつりが毎年開催されている。


戦後、コザ十字路界隈は、沖縄中部・北部の中継地となり、周辺米軍基地の影響を受け、人々が集まり市場が形成された。1960年代、コザの町には、胡屋エリアに「白人街」、壁画があるコザ十字路エリア(照屋)には「黒人街」があった。

 


またこの地域は、「チャンプルー文化」の街でもある。チャンプルーは、沖縄の方言で「いろいろなものを混ぜる」という意味である。沖縄は昔からアジア近隣諸国、アメリカ文化など様々な文化が入り混じっていた。コザ十字路のある沖縄市は沖縄県内でも特に異文化が発展している場所である。


沖縄特有の結納品の一つに「松風(まちかじ)」というお菓子がある。そのお菓子には、二人の縁を結ぶという意味がある。壁画前広場には、そのお菓子をモチーフにしたベンチが設置されている(写真)。

1 2 3 4