沖縄の街を巡る 建物・壁画を塗装で彩る
2020.05.07
塗魂インターナショナル、今帰仁村で塗装ボランティア
塗魂インターナショナルのメンバー60人は、1月13~15日の3日間、沖縄県国頭郡今帰仁村字中曽根の今帰仁村(なきじんそん)中央公民館の列柱の塗装ボランティアを行い、220本が鮮やかな赤色にリフレッシュされた。
塗料を寄付したのは菊水化学工業とバリュー・クリエイションだった。地元の人達をはじめ13日には地元の小学生もボランティアに参加した。
塗魂インターナショナルは、全国の塗装店有志で結成され、自他供の幸福のためを根本の考えに掲げ、海外を中心とした塗装による社会貢献活動を積極的に行ってきた。今回の活動は節目の10回目だった。これまでのボランティア活動の詳細は、ハワイ キャンベル学校、ホノルル妙法寺、ベトナム ホアンカン病院、杉原博物記念館、ドブケビチュス学校、タイモン学校、グアム慰霊公苑、グアム イパオビーチパーク内ステージである。
今帰仁村中央公民館は、1975年に竣工した。設計は象設集団とアトリエ・モビルで、代表作品に日本建築学会賞を受賞した名護市庁舎がある。
中央公民館の建物は、中庭の芝生を囲むようにコの字型に配置されている。赤い列柱が276本あり、列柱と内側のスペースの間は回廊となっている。列柱はコンクリートブロックを積み重ねられて造られている。
回廊の内側から見る列柱は京都の伏見稲荷の鳥居を連想させる。また芝生を前景とした列柱群は、異国情緒たっぷりで外国の景色のようである。