タカラ塗料、欧風イメージ 店舗リニューアル
塗料販売のタカラ塗料(大阪市・大野一馬社長)は、11月下旬に築40年以上経った本社社屋をリニューアルした。店のスタッフは30年代と若く、女性が70%と女性でも来店しやすい。大野社長は、塗料に興味のない客にもアピールする店舗にしようと思い立ち、店舗のリニューアルに踏み切ったという。デザインはイギリスのロンドンにありそうな塗料販売店を目指した。
DIYを身近に感じてもらうため、同店のスタッフが作成した看板やモールディングを取り付けた。看板も描き文字の良さを感じてもらうため、サインペインターの専門家に大型の看板の作成を依頼。出来上がりは一見ハリーポッターの世界を連想させるような出来栄えで、ランドマーク的な存在となっている。
同社は1948年に創業し、地域の工場に向けて販売を行ってきた。近年はインターネット販売に力を入れている。日塗工番号から塗料を1㎏から注文できる「調色屋」、つや消し塗料で刷毛とローラーで車を全塗装するセットを販売する「刷毛ローラーで全塗装しよう!」、塗料を塗り方から検索して選べるサイト「How to paint」を運営している。オリジナルのゴールド色や黒板塗料、エイジングセットなども人気だという。
同社には、毎日のようにホームページを見た人から問い合わせがあり、「近くなので来店して、実際に色を決めたい」というニーズも。また遠方にもかかわらず他府県から来店する人も多い。