ヤマダHD、 花粉アレルゲン物質低減を発表
ヤマダホールディングス(山田昇社長)のグループ企業であるヤマダホームズ(松本英樹代表取締役)は、自社が開発した内装システム「Wellness AIR(ウェルネスエアー)」に、花粉アレルゲン物質の低減効果があると発表した。ウェルネスエアーは、木炭塗料を部屋の天井や壁面に塗布し、そこに「空気質改善装置」で微弱電流を流して、天井、壁面をマイナス帯電化させる。 そうして発生するごく微弱な静電気によって、空気中のニオイ、化学物質などのプラス空気イオンを天井や壁面に引き寄せ、室内のマイナス空気イオンの割合を高めるというシステムである。
同社は、2018年から、花粉症原因物質研究を行う国立大学法人埼玉大学大学院・理工学研究科の王青躍(おう・せいよう)教授と、花粉アレルゲン物質(抗原)に対するウェルネスエアーの効果について共同研究を行ってきた。今回の実験では、ウェルネスエアーの素材である高品質木炭を塗布し、通電させることにより、非通電状態に比べ、高く低減することを確認した。 同社によれば、この内装システムにより、室内がマイナス空気イオンに富む空気環境がつくられ、森林浴効果に近い癒しや心地よさ、あるいは快眠や健康促進が期待できる住空間に生まれ変わると言う。